トラックドライバー採用のためのインターンシップ実践ガイド
第9章チェックリスト
9-1. 受入決定前
- 目的とKPIを文書化したか(第8章)
- 実施時期は繁忙期(3月・9月・12月)を外したか
- 受入人数を指導体制から逆算したか(高校生は1〜3名が一般的)
- 受入責任者・連絡担当者・指導担当者を決めたか
- 全ト協インターンシップサイトに事前登録したか(助成の必須要件)
- 助成要件(3日以上・1日6時間以上・総時間の半分以上が対象業務)を満たす設計か
- 経営者が修了式に出席できる日程か
9-2. プログラム設計
- 体験時間 > 説明時間 になっているか(時間割で色分けして確認)
- 「最終日に○○ができる」という到達目標を1つに絞ったか
- ドライバー職以外(運行管理・配車・整備・倉庫・事務・広報)を含めたか
- アウトプット(発表会)の時間を確保したか
- 免許取得の道筋(受験資格特例教習、社内支援制度)を説明する時間を入れたか
- 若手社員との座談会を入れたか
- 日誌の様式を用意したか
9-3.【最重要】18歳未満に「させない」作業リスト
- 最大積載量2トン以上の貨物自動車の運転(年少則8条6号)※助手席への同乗は可
- フォークリフトの運転(同8条7号)→ 実演の見学に留める
- 玉掛け(同8条10号/2人以上で行う場合の補助作業を除く)
- クレーン・デリック・揚貨装置の運転(同8条3号)
- 高所作業車・小型移動式クレーン等の運転(同8条12号)
- 高さ5メートル以上の墜落危険場所での作業(同8条24号)
- テールゲートリフターの操作(安衛則36条5号の4の特別教育の未受講者は操作不可。見学のみとする)
- 重量物の取扱い(年少則7条:16〜18歳男 断続30kg/継続20kg、女 断続25kg/継続15kg を超えるもの)
- 午後10時〜午前5時の時間帯の実施(労基法61条)→ 早朝点呼の時間帯に注意
- 上記を学校側と文書で合意したか
9-4. 実施前日まで
- 学校担当者との事前打合せを訪問で実施したか
- 生徒の事前訪問を受け入れ、安全措置を説明したか
- 全従業員への周知(目的・体制・プログラム・ハラスメント防止)を完了したか
- 学校側の保険加入状況(災害共済/傷害保険/賠償責任保険)を確認したか
- 自社の自動車保険で同乗者が補償対象になるかを証券で確認したか
- 既往症・アレルギー等の配慮事項を把握したか
- 緊急連絡体制(教職員・保護者の連絡先、連絡順序)を文書化したか
- 相談担当者を決め、生徒に周知する準備をしたか
- 写真・SNS掲載の可否を学校・保護者から取得したか
- 構内の歩行動線とフォークリフト動線を分離したか(安衛則151条の7)
- 荷主先へ同行させる場合、荷主の許諾と安全ルールを確認したか
9-5. 実施中
- 毎日、日誌を記入させ、質疑応答・意見交換を行ったか
- 生徒を「お客さん扱い」せず、かつ放置もしていないか
- 生徒の疲労・困惑の兆候を見ているか
- 現場社員との自然な交流の場があるか
- トラブル・無断欠席があれば即座に学校へ報告したか
9-6. 実施後
- 個人単位のフィードバックを最終日に実施したか
- 評価票を学校へ提出したか(コメント欄に具体的事例を記述)
- 学校の事後報告会に参加したか
- 事後アンケートを取り、「就職したくない理由」を集めたか(第8-2項)
- 参加後のフォロー(早期選考案内・個別面談・社内報送付)を実施したか
- 助成金の実績報告書を都道府県トラック協会へ提出したか
- 個人情報の廃棄時期を決めたか
- 社内で振り返りを行い、翌年の改善点を文書化したか